VITALIZER/KICK THE CAN CREW(2002)【アルバムレビュー&感想】

この記事では、KREVA、MCU、LITTLEの3MCラップグループ・KICK THE CAN CREWが

2002年にリリースした1stアルバム「VITALIZER/ヴァイタライザー」をご紹介します!

コンテンツ

概要

 

メジャー移籍後第1弾のデビューアルバム。

VITALIZERの意味は、「エネルギーと活力と勇気を他の人に与える誰か」。

レビュー

 

トラックのサンプル音で「Kick the can crew」というフレーズを組み上げていく遊び心が素敵な

M-1「Theme of the kick」で意表を突かれると同時に、アルバム全体への期待感を抱かせてくれます。

 

ただ、世間一般のキックのイメージ通りの楽曲はM-3「マルシェ」、

Rhymesterとの素敵な共演を果たしたM-9「神輿ロッカーズ」くらい。

 

M-2「スーパーオリジナル」やM-4「One Way」あたりのストイックな楽曲群も、

キャッチーなシングルに引けをとらない存在感を放ってます。

 

当時はセルアウトだと揶揄されてましたし、否定出来ない部分もあるよなとファンながら思ってましたが、

今思うとギリギリのところでそのあたりのバランスを保とうとしてたんだなと思います。

 

ただ、このアルバムに限らず、キックの音楽は良くも悪くも「この時代のもの」ではあると思います。

今の基準で聴いた場合、特にビートやフローの単調さはかなり厳しいものがあります。

当時だってそういった部分への懐疑的な目はありましたし、誰もが聴いてるような感じではなかったよ。

音楽的に言えば彼らよりかっこいいことしてたのに陽の目を見なかった人たちも少なくなかったですし。

復活にあたって、彼らの過去をあまりに美化する風潮がある気がするので一応書いておきます。

 

とは言え、「キャラ立ち3本マイク」という彼ら以後どのグループも確立出来なかったブランディングを

デビューアルバムで成功させていることがなにより凄いと思います。

 

そして、シンプルながら耳に残るトラックを作るのが非常に上手かった点も見逃せません。

m-7「イツナロウバ」などはその点が顕著。

 

というわけで、よりアップデートされた近年の日本語ラップに慣れている人の中には肌に合わないこともあるかもしれません。

それは全くおかしな話ではないのですが、やはり売れるべくして売れた、聴くべきものがあるというのは確かです。



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